レポートレポート

くみまち学校講座 モノづくりの基地「工場」の秘密を学ぼう!!

くみまち学校講座 モノづくりの基地「工場」の秘密を学ぼう!!
アサヒ飲料株式会社x株式会社カインズ

2024年1月20日(土)、カインズ浦和美園店の一角から楽しそうな声が聞こえてきました。この日は昨年も多くの皆さまにご参加いただきました、くみまち学校が開催されていたのです。

今年初となる授業では、とあるお仕事を体験してもらいました。私たちにとって身近な存在であり、生活に欠かせないお仕事ですよ。一体どんな体験ができたのでしょうか?子どもたちが頭をフル回転させてのぞんだ授業、楽しみです!

くみまち学校についての詳細はこちらをご覧ください。

このゲーム、この後の授業で役に立つんです!
このゲーム、この後の授業で役に立つんです!
じっくり観察すると…
じっくり観察すると…

今回の学習テーマは、ものづくりの基地「工場」の秘密を学ぼうです。

工場と聞いて、どんなイメージが湧きますか?見たことのない機械がありそう、たくさん物を作っているなどのイメージがある一方、何をしているのか知らないという方もいらっしゃるかと思います。この授業を機に、工場のお仕事について知ってもらえたら嬉しいです!

さあ、まずはクイズからいきますよ。皆さんは何問目でわかるでしょうか?

推理してみて!これって何の工場?

工場クイズでは①〜⑥の写真や映像を見て、何を作っているのかを考えました。③まではじっくり見てもわかりにくく、「全然わからない」との声も。それでも想像力を働かせて色々な意見を出してくれました。

①の写真だけでわかったら閃き力に拍手
①の写真だけでわかったら閃き力に拍手
「電気」「焼いたりしてる」 うんうん、確かにそう見えるね
「電気」「焼いたりしてる」 うんうん、確かにそう見えるね
「薬」「ペットボトル」 それもありそう!
「薬」「ペットボトル」 それもありそう!

「牛乳の細菌を見てる」「試験管」「新しい遺伝子」など、意見を聞くたびに正解かも?と思ってしまう具体的な答えばかりでした。では、正解を発表します!

正解はこちら!
正解はこちら!

正解は、ご協力いただいたアサヒ飲料さんのカルピス工場でした!製造工程にペットボトルを作ることも含まれていたり、人が味を確かめたりと様々な作業があるんですね。作り方が気になる方は、ぜひアサヒ飲料のHPからご覧ください。

規格外の飲み物はどれかな 〜品質検査のお仕事〜

全部同じ水に見えますが、実は…?
全部同じ水に見えますが、実は…?

クイズでは、工場が商品の中身を作るだけの場所ではなく、たくさんの人とロボット(機械)が分担して商品作りに携わっていることがわかりましたね。どの作業も重要なのですが、今回はその中の1つ、“品質検査”を体験しました。

規格外の飲み物はどれかな 〜品質検査のお仕事〜

品質検査とは、商品ごとに決められたルール(規格)が守られているかを確認することです。
このルールが守られず、売ることができないものを“規格外”と言います。
ここで早速お仕事体験スタート!飲む以外の方法で、規格外のものを探してもらいました。

まずはペットボトルを並べて観察
まずはペットボトルを並べて観察
「ラベルの高さが違う!」
「ラベルの高さが違う!」
水の量は同じかな?
水の量は同じかな?

ペットボトルの裏面まで見たり、全ての重さをチェックしたり。子どもたちが各自の視点で気がついたことを報告し合い、違いをまとめました。1人だと見つけられないことでも、チームで協力すれば発見できるんですね。抜群のチームワークで調べた結果、見事答えを導き出しました。

「ペットボトルにへこみがある」 よく気づいたね!
「ペットボトルにへこみがある」 よく気づいたね!
「水の量が少ない」 1g単位の違いも発見!
「水の量が少ない」 1g単位の違いも発見!

ほんの少しでも規格を守れていないと販売できなくなってしまう。このルールがあるからこそ、私たちはいつでも安心安全なものを手に入れられるのです。工場のお仕事は、消費者の健康も守ってくれる大切なお仕事だと実感できました。

安全に運べる秘密 〜積み込み体験〜

安全に運べる秘密 〜積み込み体験〜

工場から運ばれる商品ですが、出荷までに5つの作業が必要だと知っていますか?安全で効率の良い方法を考えたり、トラックの中で崩れないように箱を積んだり、商品ができた後もやることがたくさんあるんです。

次のお仕事体験では、ダンボールの組み立て・出荷前の置き場へ運ぶ・パレットへの積み込みに挑戦しました。でも、すぐに積み込みはできません。出荷前の流れの通り、どのように積むのかを考えてから実践します。

何度もやり直しながらイメージを膨らませます
何度もやり直しながらイメージを膨らませます
困ったときは意見を出し合って解決!
困ったときは意見を出し合って解決!

子どもたちのワークシートを見てみると、全て同じ向きにはせず縦横に上手く組み合わせていました。2段目以降はずらして乗せるなど工夫して並べていましたよ。
バランスを考えながら詰んだ紙コップタワーが、ヒントになったかもしれませんね。

どのように積むかを決めたら、いよいよお仕事へ。計画通りに積めるでしょうか?

この黒いボードがパレットです
この黒いボードがパレットです
テープを貼る位置を教えてあげながら組み立て
テープを貼る位置を教えてあげながら組み立て
どうやったら上手に積めるかな…(朝霞店)
どうやったら上手に積めるかな…(朝霞店)
ぬかりなく確認作業もこなします
ぬかりなく確認作業もこなします

ここまででお仕事完了です。積み込み担当の皆さま、お疲れ様でした!
考えていた通り縦横に規則正しく並べ、隙間も少なくできたようです。ダンボールを持って来る人、積んでいく人、積み方を修正する人と、講師の指示がなくても役割分担ができていたので、1人1人が考えて行動できていたということですね!

人と機械、得意なのはどっち!?

無事に積み込み作業を終えた子どもたちですが、実際には商品の入った重いダンボールを、毎日大量に運ばなければいけません。さいたま市では65,500人が工場に関わるお仕事をしていますが、人の力だけでは効率が悪かったり、難しかったりする仕事もあるんです。

でも大丈夫!工場で働く人を助ける仕組みがあります。それは、機械(ロボット)と協力して作業をすることです。 出荷までの流れで言うと、人と機械のどちらが得意な作業なのかを考えてみましょう。

「遠くまで運ぶかもしれないから、運ぶのはロボット」
「遠くまで運ぶかもしれないから、運ぶのはロボット」
「人は話し合えるから、確認は人が得意」
「人は話し合えるから、確認は人が得意」

チームで話し合った結果、①考える:人 ②運ぶ:ロボット ③積む:ロボット ④確認:人
ということでした。大正解!

人に関しては、「色々な考え方ができるから」「ロボットは命令されたことしかできないから」、ロボットは、「重い物を高く積めるから」「一度に複数運べるから」などの理由があがりました。

聞いた人が納得できる理由を言葉にできていたのも、チームワームのおかげですね!

人と機械、得意なのはどっち!?

ロボットやAIに任せられるお仕事もありましたが、人にしかできないこともあります。
それが五感(目・耳・鼻・舌・皮膚)を使った最終検査。より安心、安全な商品を届けるため、
人のちからは欠かせないのです。

工場が私たちの生活を支えてくれている

工場のお仕事は、知らないことがたくさんあったのではないでしょうか。商品を作るだけではなく、その過程で様々な重要作業があり、携わる人とサポートしてくれる機械の存在が安心を生み出してくれていると実感できる授業でしたね。子どもたちの感想を聞いてみました。

「さいたま市に住む工場で働いている人の人数は6万5千人だとわかりました」
「さいたま市に住む工場で働いている人の人数は6万5千人だとわかりました」
「人が得意なことは人がして、ロボットと協力して生活に役立っているとわかりました」
「人が得意なことは人がして、ロボットと協力して生活に役立っているとわかりました」

他には、「工場ではロボットと人は全然違うと思っていたけど、知ってから協力してやっているんだとわかった」「工場で働く人がすごく多いとわかった」など、授業前と比べて工場のイメージが変わったような感想を教えてくれました。詳しく知ると、身近な存在に感じられますね。

「自分が知っているよりも深く知れたのが良かったです」
「自分が知っているよりも深く知れたのが良かったです」
「荷物を積む体験が楽しかったです」
「荷物を積む体験が楽しかったです」

今年初の授業に参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

モノ作りの大切さ、働く人々の努力に気がつくきっかけになれば嬉しいです。また、相手を思いやる気持ちや想像して考える力を培う場であるくみまち学校で、発見と考える楽しさを一緒に体験しましょう!

自分から話すのが不安でも、周りのお友達と協力しながらワークに取り組めば、自然と意見を発信できるようになりますよ。もちろん講師もサポートします。何度でも参加したくなる充実の時間を、もっと多くの皆さまと過ごせますように!

今年のくみまち学校もよろしくお願いいたします!

「楽しかったのでまた来たいです」
「楽しかったのでまた来たいです」
「お店の人の大変さを知れたので良かったです」
「お店の人の大変さを知れたので良かったです」
本当のパレットに積むの、楽しかった!(朝霞店)
本当のパレットに積むの、楽しかった!(朝霞店)
みんなで取り組む楽しさを体験してね!
みんなで取り組む楽しさを体験してね!

ご参加いただいた皆様、
ありがとうございました!

WORKSHOP

講座概要

※本講座は開催終了しております

日程

朝霞店 2024年1月13日(土)
新座店・浦和美園店 2024年1月20日(土)

開催時間 午前の部 10:00~11:30 / 午後の部 13:00~14:30
対象年齢 小学4年生~6年生(男女にかかわらず誰でも応募可能)
参加費 500円(後日アンケートにお答えいただいた方にカインズポイント20ポイントプレゼント)
参加方法 オンラインからお申し込み
募集期間

朝霞店~2024年1月10日(水)正午まで
新座店・浦和美園店~2024年1月17日(水)正午まで

準備物 特になし。お気軽にお越しください
定員

新座店:各部先着20名
浦和美園店:各部先着16名
朝霞店:各部先着20名
※いずれの会も最低遂行人数2人

特記事項 新座店へのご参加をご検討されている方へ:犬のしつけ方教室の近くまたは中で開催するため、犬アレルギーの方はご注意ください。(当日のしつけ方教室開催はありません)

カインズ朝霞店

開催日時・場所 2024年1月13日(土)
埼玉県朝霞市根岸台3丁目20番地1号 カインズ朝霞店 3階特設会場[map]
講師
加藤 菜奈(かとう なな)
  • [カインズ朝霞店]
  • 加藤 菜奈(かとう なな)
  • 趣味:韓国料理を食べること
  • 好きなキャラクター:チャーリーブラウン
  • 一言コメント:リラックスしてみんなで楽しく学んでいきましょう!
木村 真裕子(きむら まゆこ)
  • [カインズ朝霞店]
  • 木村 真裕子(きむら まゆこ)
  • 趣味:テニスをすること
  • 好きな食べ物:トマトスパゲティ
  • 一言コメント:おしゃべりが大好きなのでみんなと沢山お話しできるのを楽しみにしています
山本 祥子(やまもと しょうこ)
  • [カインズ朝霞店]
  • 山本 祥子(やまもと しょうこ)
  • 趣味:おしゃれカフェ巡り
  • 好きな食べ物:モンブラン
  • 一言コメント:みんなで楽しく学びましょう♪

カインズ新座店

開催日時・場所 2024年1月20日(土)
埼玉県新座市大和田2丁目6番32号 カインズ新座店 2階特設会場 [map]
講師
福島 由美(ふくしま ゆみ)
  • [カインズ新座店]
  • 福島 由美(ふくしま ゆみ)
  • 座右の銘:相手は自分の鏡
  • 好きな食べ物:フルーツタルト
  • 趣味:スポーツ観戦
  • 一言コメント:みんなで一緒に楽しみましょう!
島守 尚美(しまもり なおみ)
  • [カインズ新座店]
  • 島守 尚美(しまもり なおみ)
  • 座右の銘:継続は力なり
  • 好きな食べ物:カレー
  • 趣味:水泳
  • 一言コメント:みんなのことをたくさん知りたいので、当日お話しできることをとても楽しみにしています!

カインズ浦和美園店

開催日時・場所 2024年1月20日(土)
埼玉県さいたま市緑区美園1丁目11番地1 カインズ浦和美園店 2階[map]
講師
三枝 玲子(みえだ れいこ)
  • [カインズ浦和美園店]
  • 三枝 玲子(みえだ れいこ)
  • 子供のころの夢:動物園の飼育員さん
  • 好きな食べ物:カボチャ
  • 趣味:モータースポーツ観戦(特にF1)
  • 一言コメント:一緒に楽しい授業をつくりましょう。みんなのヒラメキを教えてね!
石川 裕子(いしかわ ひろこ)
  • [カインズ浦和美園店]
  • 石川 裕子(いしかわ ひろこ)
  • 子供のころの夢:エレクトーンの先生
  • 好きな食べ物:ラーメン
  • 趣味:DIY
  • 一言コメント:みんなに会えるのを楽しみにしています☆
葛貫 晴美(くずぬき はるみ)
  • [カインズ浦和美園店]
  • 葛貫 晴美(くずぬき はるみ)
  • 子供のころの夢:ごはんやさん
  • 好きな食べ物:海鮮(特にえび)
  • 趣味:ぼっち旅
  • 一言コメント:一緒にドキドキ♡わくわく♬しよう!

アサヒ飲料株式会社からのメッセージ

このたび、カインズ様にお声がけ頂き「くみまち学校」を通して子どもたちの"生きる力"を学ぶ貴重な機会に携われたこと、大変嬉しく思っております。みなさまに「安全」でおいしい商品を、「安心」して飲んでいただきたいそれがアサヒ飲料の想いです。いつでもみなさまのお手元に商品が届けらえるよう、工場ではどんなお仕事をしている方々がいるのか本日の授業をキッカケに知っていただきモノづくりに興味を持っていただけますと幸いです。
私たちアサヒ飲料もモノづくり=商品を通じより多くのみなさまに笑顔を届けられるよう精進いたします。

CAINZからのメッセージ

私たち1社でできることは限られていますが様々な共感企業さまと「くむ」=「共創」することによって今後地域で生まれる様々な課題に対して共に解決することを「くみまち構想」として取り組みを開始いたしました。今回は「雇用・働き方」という分野でアサヒ飲料株式会社さまと未来のまちに生きる子供たちに向けた講座を開講できることとなり大変嬉しく思っております。