くみまち学校講座 「日本の森と豊かな水について考えよう 」を開催しました!
2023年6月10日(土)、カインズ朝霞店では、今年3回目となるくみまち学校が開催されました。もう何度も参加してくれているお子さんも増えてきました。梅雨入り後のじめじめとした日でしたが、子どもたちの元気で吹き飛ばされてしまいました。今回はどんな学びがあったでしょうか。早速見ていきましょう!
くみまち学校についての詳細はこちらをご覧ください。
今回の学習テーマは、日本の森と豊かな水について。私たちの生活に欠かせない、大切な資源です。飲み水やお風呂、洗濯など様々な場面で使われていますよね。その綺麗な水と森には、とても深い繋がりがあることを、皆さんは知っていますか?ぜひ一緒に考えてみてください!
まずはお誕生日順ゲームで集中力アップ
学習前恒例となりました、自己紹介ワーク。午前の部ではお誕生日順ゲームにチャレンジしました。何日生まれかまで聴かないと並べないので、お名前順よりもちょっと難易度が高かったかもしれません。でも、「○月生まれの人〜?」と声をかけ合ったり、自分の生まれ月で元気に「はい!」と返事をしたりしながら、素早く並べました。皆が動きやすいよう率先して動く。早くもリーダーシップが発揮されたようです。
想像力を働かせて…森から木がなくなったら?
楽しいゲームの後は、森の大切さを学びました。森の役割を考えたことってありますか?実は、土の中に雨水を貯めていて、大雨のときは川の水量を調節して洪水を防いでいるんです!では、森から木が少なくなって大雨が降ったら、どんなことが起こるでしょうか。グループごとに考えて発表してもらいました。
意見を1人ずつ書いてからまとめるグループ、まとめ役を1人決め、その子にメモをしてもらうグループ。講師からの指示がなくても、子どもたち自身で考えて話し合いや意見の取りまとめができていました。全体の中の1人ではなく、みんなが主役であり役割がある。くみまち学校でできる大事な体験です。
発表では、「二酸化炭素が増えて、温暖化の原因になる」「動物が死んじゃう」「川が氾濫する」などの具体的な意見が出ました。そうなんです。森の木々は、川の増水を遅らせてくれる需要な存在なのです。子どもたちの意見から全ての答えが出るとは…色々な角度から物事を捉えられていてお見事!
濾過(ろか)の仕組みを知ろう
森のお仕事は水害を防ぐだけじゃないんですよ。水を綺麗にしてくれる自然の濾過マシンでもあるのです。どのように綺麗にしているのかは、地層に見立てたフィルター付きのボトルで実演されました。
透明になった水を見た子どもたちからは、「飲める?」と質問がきましたが…残念ながらこの水は実験用で、飲めませんでした。授業の後半に水を飲むワークがあるから、それまで待っててね!
森を守るためにできること、教えて!
森と水についての学びはまだまだ続きます。
山が多い日本は、国土の約7割が森林なのだそう。こんなに多いのは驚きですね。
この先も森を守っていくためには、どうしたら良いのでしょうか。話し合って発表してもらいました。
「森は密集してもなくなってもだめ、ちょうどいい間隔にすることで日光が通りやすくなる」
「森や川を汚さないようにする(綺麗に保つ)」
その通り!人が植えた木が多い日本では、木の手入れがとても重要なんです。森の健康を守る
ことが、水を守ることに繋がるとわかりましたね。
味の違いがわかるかな?
授業の後半では、日本と海外のミネラルウォーターを比較する体験ワークが行われました。飲み比べたのは、アサヒ飲料さんの“おいしい水天然水富士山”と、災害時の備蓄用や豊かな自然の残る朝霞市をPRする目的で作られた“あさかの雫”。そして海外産のエビアンです。どんな感想が聴けるのか楽しみです!
味に悩む声が多い中、日本の水は「甘い」「さっぱり」「いつもの味」という感想が。一方で海外の水は、「苦い」「苦手」「口の中に残る」など子どもたちには飲み慣れない味だったようですね。実はこれ、硬度の違いをよく感じられている感想なんですよ。
日本の水は軟水(まろやかでさっぱり)が多く、苦いと感じた海外の水は硬水(しっかりした飲みごたえ)でした。
味の違いがわかったところで、もう1つ大切な学びを。
1Lの飲み物をつくるのには5Lの水が必要だってこと、知ってますか?何気なく買って飲んでいる飲み物ですが、私たちが安心して飲めるようになるのは、こんなにたくさんの水が使われているんですね。
では、限りある水を大切に使う為に何ができるでしょうか。子どもたちの考えは?
「お風呂の残り湯を洗濯に使う」「蛇口の水を出したままにしない」など、日常生活で実践しやすい具体的な行動を教えてくれました。さらに、「災害時に備えて節水する」「水もリサイクル」というキーワードもあがり、みんなの為に自分ができることまで考えてくれているのがわかる発表となりました。
楽しみ、驚き、学びがたくさん!
今回の授業では、森の働きや水の違い、森や水を守る為の行動について考えてきました。難しい言葉がたくさん出てきましたが、子どもたちはしっかり理解できたようです。そんなみんなに、わかったことや楽しかったことを発表してもらいました。
「これから自然に配慮したい」「日本の水は軟水が多い」「森は天然の濾過器」「仲良くなる為のワークが楽しかった」。テーマである森や水についての情報だけでなく、人との繋がりも収穫になったようです。
座って聴いて覚える。そういう授業はもちろん必要で、重要です。ですが、それだけでは補いきれない“人としての成長”を促すのが、くみまち学校なのです。学習を通して自然とできていた役割分担、意見の取りまとめ、自発的な発表。
ここでは体験を通して自ら学び、成長していくことを大切にしています。
リピート参加も初参加も大歓迎♡
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
また次の授業でお会いしましょう!
ご参加いただいた皆様、
ありがとうございました!
講座概要
※本講座は開催終了しております
日程 |
2023年6月10日(土)朝霞店 |
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開催時間 | 午前の部 10:00~11:30 / 午後の部 13:00~14:30 |
対象年齢 | 小学4年生~6年生(男女にかかわらず誰でも応募可能) |
参加費 | 500円(後日アンケートにお答えいただいた方にカインズポイント20ポイントプレゼント) |
参加方法 | オンラインからお申し込み |
募集期間 |
朝霞店 ~2023年6月7日(水)正午まで |
準備物 | 特になし。お気軽にお越しください |
定員 |
新座店:各部先着20名 |
特記事項 | 新座店へのご参加をご検討されている方へ:犬のしつけ方教室の近くで開催するため、犬アレルギーの方はご注意ください。(当日のしつけ方教室開催はありません) |
カインズ朝霞店
開催日時・場所 | 2023年6月10日(土) 埼玉県朝霞市根岸台3丁目20番地1号 カインズ朝霞店 3階特設会場[map] |
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講師 |
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カインズ新座店
開催日時・場所 | 2023年6月17日(土) 埼玉県新座市大和田2丁目6番32号 カインズ新座店 2階特設会場[map] |
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講師 |
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カインズ浦和美園店
開催日時・場所 | 2023年6月17日(土) 埼玉県さいたま市緑区美園1丁目11番地1 カインズ浦和美園店 2階[map] |
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講師 |
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アサヒ飲料株式会社からのメッセージ
このたび、カインズ様にお声がけ頂き「くみまち学校」を通して子どもたちの"生きる力"を学ぶ貴重な機会に携われたこと、大変嬉しく思っております。子どもたちの未来のために、このかけがえのない水を大切にしたい。それがアサヒ飲料の想いです。本日の授業が身近にある水や森林の大切さについて気づくキッカケになり、これからのみなさんの日常の中で環境にとって「ちょっといい」行動が増えれば幸いです。地球にやさしいことは、人にやさしいこと。未来への取り組みを進めながらもっと使いやすく安全な水を届けられるよう私たちアサヒ飲料も精進いたします。
CAINZからのメッセージ
私たち1社でできることは限られていますが様々な共感企業さまと「くむ」=「共創」することによって今後地域で生まれる様々な課題に対して共に解決することを「くみまち構想」として取り組みを開始いたしました。今回は環境という分野でアサヒ飲料さまと未来のまちに生きる子供たちに向けた講座を開講できることとなり大変嬉しく思っております。