レポートくみまち学校 講座「熱中症を考えよう」を開催しました！
2024年5月11日(土)、カインズ朝霞店で開催されたくみまち学校。段々と暑い日が増えてきて、子どもたちの服装も夏らしくなってきました。この日、埼玉県内で一番気温が高かったのは熊谷市で、なんと28.2℃でした。そういえば最近、めまいがしたり体がだるかったりするかも…なんて感じることはありませんか？それ、熱中症かもしれません！今の時期からしっかり対策をして、自分の体を守りましょう！
くみまち学校についての詳細はこちらをご覧ください。
今回の学習テーマは、熱中症を考えようです。皆さんは、どのような症状が出ると熱中症が疑われるのか、何が予防に効果的かをどれくらいご存知でしょうか。水を飲めば良い、室内で過ごせば安心、ではないんです！
熱中症の危険性や正しい予防法を知り、ひとりひとりが予防の意識をもちましょう。
熱中症クイズにチャレンジ
熱中症とは、“体に熱がこもって頭痛や吐き気を引き起こしたり、場合によっては死亡することもあったりする怖い病気”です。誰でもなり得る危険性があるのですが、子どもと大人ではどちらがなりやすいのでしょうか？チームで話し合ってもらいました。
話し合いの結果、「子どもは体の水分が多いらしいから大人」「遊びたくて水分をとるのを忘れちゃうから子ども」と、答えが分かれました。大人は背が高いから太陽に当たりやすい、との意見もありました。自身の経験や知識を活かした、具体的な理由ですね。これは悩みます…。
気になる正解は…“子どもの方がなりやすい”でした！大人と比べて汗で体温を下げるのが上手ではないこと、地面からの熱を感じやすいことなどが理由です。でも子どもたちが答えてくれたように、遊びに夢中で水分補給を忘れるのも理由の1つかもしれませんね。
ちなみに、子どもの方が体内の水分が多いというのは正解です！※子ども（乳児）は体の約65%を、成人女性は約55%を水が占めていると言われているんですよ
気をつければ防げたはず…対策を考えよう！
ここからは、熱中症になってしまった以下の例について、原因と予防策を考えていきます。
まずはそれぞれ考え、その後にグループで意見をまとめました。
両チームが考えた原因と対策はこちら。
（例1）気温35℃の外で泳いだ結果、脱力状態に。
原因：水を飲んでいなかった・水の温度が少し高かった・体を動かしすぎた
対策：少しずつ水を飲んでいたら良かった・ゆっくり泳ぐ
（例2）久しぶりの野球の後、お茶を飲みながらジョギングで帰宅。家で体調を崩し病院へ。
原因：お茶は飲んだけど水を飲んでいなかった・部屋が暑かった・外の気温が高かった
対策：水を飲めば良かった・少しずつ運動すれば良かった
場面を想像しながら、原因と対策を考えられました。ひとりの意見ではなく、それぞれの考えを聞いてまとめられたのも、自然と相手を尊重しながら話し合えていたからですね。
熱中症対策に効果的な水分補給って？
対策として一番多かった回答は、“水を飲む”でした。これ、とても重要なことなんです。理由は人間の体の半分以上が水分（血液などの体液）だからです。水分量が減ると、体温上昇・頭痛・けいれんといった脱水症状が現れ、死亡するケースもあります。
でも飲み物なら何でも飲んでおけば良いというわけではなく、タイミングに合わせて分ける必要があります。
なぜ水分を補給していても熱中症になってしまうかというと…
そう、汗をかくと一緒にミネラルが失われてしまうから。汗や、涙の味はちょっとしょっぱいですよね。
普段はお味噌汁などの食事から、ミネラルや水分が摂れているけれど、激しい運動や暑い日などは不足しがちです。
そんなときに手軽に水分、ミネラルを摂れるのが…
例えば、今回ご協力いただいている大塚製薬さんとキリンビバレッジさんの飲み物。
大塚製薬さんはポカリスエット、キリンビバレッジさんはソルティライチや生茶（カフェインゼロ）
など、おいしさと機能性を兼ね備えた飲み物を作っています。
※もっと詳しく知りたい方はHPをチェック！
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/（大塚製薬さん）https://www.kirin.co.jp/journal/softdrink/stories/20230725_01/（キリンビバレッジさん）
水分だけでなく、適度な塩分と糖分もとれるものを選ぶのがポイントですよ。買って飲むのが早くて簡単ですが、実は自分で作ることもできるんです。オリジナルのスポーツドリンクと、市販のスポーツドリンク。どのように味の感じ方が違うのか、実際に飲みながら考えてみました！
甘い？しょっぱい？ 〜スポーツドリンク作りと飲み比べ〜
自分で作って飲めば、楽しみながら体を守れますね。ということで、まずはそれぞれのチームでオリジナルのスポーツドリンク作りに挑戦しました。
おいしく作るコツは、正しく計量すること、しっかり混ぜることです。それではスタート！
オリジナルスポーツドリンクができたら、ポカリスエット・ソルティライチ・カインズの
スポーツドリンクと飲み比べ。
どんな味がしたかな？
飲み比べると、「甘いとしょっぱいを合わせた味」「めっちゃ甘い」「大人の味」などの感想が。4種類全て、味が違うと感じたようでした。子どもたちが一番甘くないと答えたのは、手作りのスポーツドリンク。ポカリスエット・ソルティライチ・カインズのスポーツドリンクは甘くて飲みやすいと好評でした。
おいしいだけじゃない、味が違う理由
同じスポーツドリンクなのに、どうして味の違いがあるのか…それは塩分と糖分の量に違いがあるからなんです。
今回飲み比べたものをわかりやすくグラフで表すと、このようになります。
グラフを見てわかるのは、一番しょっぱさが濃いのはみんなで作ったスポーツドリンク、次に濃いのが、ポカリスエットだということ。他にも、甘味が強いのはソルティライチなど、いろいろな発見ができましたね！（ぜひみなさんも作って飲み比べてください）
でも、塩分がたくさん入っていれば良いわけではありません。
スポーツドリンクの目安は、100mlあたり塩分：0.1～0.2％、糖分は4～６％くらいと言われています。普段の水分補給（お水やお茶）だとちょっと足りないと感じたら、薄めのスポーツドリンク、激しい運動をしたときは塩分が濃いものを選ぶなど、必要に応じて飲み分けることが大切です。
ちなみに、熱中症や脱水症状になった場合は、更に塩分濃度の高い経口補水液などが推奨されていますよ。※大事な情報なので、詳しく調べてみてね！
正しい知識と行動で命を守ろう
詳しく知る機会が意外とない熱中症。その危険をより多くの人に知ってもらうため、企業も様々な活動をしています。
大塚製薬さんは学校や施設で水分補給や体づくりに関する情報を伝えたり、キリンビバレッジさんは、熱中症対策アドバイザーが全国各地で対策セミナーを開催したりしているんですよ。
今日の講座でもたくさんの気づき・学びがあったと思います。最後に感想を聞いてみました。
長時間、暑いところにいないようにする、こまめに水分をとる、同じスポーツドリンクでも味が違うなど、それぞれが自分の言葉でまとめられていました。みんなの意識と行動で、熱中症になるリスクを減らしたいですね！
今月も講座に参加していただきありがとうございました。
考える、尊重する、聞いた情報を整理するなど、内面の成長を促すくみまち学校。子どもたちひとりひとりが主役で、自分らしさを発揮できる環境です。保護者の皆さまにとっても、お子様の新たな一面を発見できる機会になりますよ。
日常生活、社会生活に役立つ学びが盛りだくさんの講座ですので、ぜひまたご参加ください。学校も学年も違うお友達と過ごす、充実の時間を楽しみましょう！
ご参加いただいた皆様、
ありがとうございました！
講座概要
※本講座は開催終了しております
| 日程 |
朝霞店 2024年5月11日（土） |
|---|---|
| 開催時間 | 午後のみ 14：00～15：30 |
| 対象年齢 | 小学4年生～6年生 |
| 参加費 | 500円（後日アンケートにお答えいただいた方にカインズポイント20円分プレゼント） |
| 参加方法 | オンラインからお申し込み |
| 募集期間 |
朝霞店 ～2024年5月8日（水）正午まで |
| 準備物 | 特になし。お気軽にお越しください |
| 定員 |
新座店：各部先着20名 |
カインズ朝霞店
| 開催日時・場所 | 2024年5月11日（土） 埼玉県朝霞市根岸台3丁目20番地1号 カインズ朝霞店 3階特設会場[map] |
|---|---|
| 講師 |
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カインズ新座店
| 開催日時・場所 | 2024年5月18日（土） 埼玉県新座市大和田2丁目6番32号 カインズ新座店 2階特設会場[map] |
|---|---|
| 講師 |
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カインズ浦和美園店
| 開催日時・場所 | 2024年5月18日（土） 埼玉県さいたま市緑区美園1丁目11番地1 カインズ浦和美園店 2階[map] |
|---|---|
| 講師 |
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大塚製薬からのメッセージ
この講座を通じて、熱中症にかかわる大きな問題を、解決に向けて一緒に活動できることを嬉しく思います。熱中症は深刻な問題であり、私たちの連携が人々の健康と安全を守る上で重要な役割を果たすことを信じています。
同じ志を持つキリンビバレッジ様、カインズ様と共創活動ができることを嬉しく思います。
キリンビバレッジからのメッセージ
この講座を通じて、熱中症にかかわる大きな問題を、解決に向けて一緒に活動できることを嬉しく思います。熱中症は深刻な問題であり、私たちの連携が人々の健康と安全を守る上で重要な役割を果たすことを信じています。
同じ志を持つ大塚製薬様、カインズ様と共創活動ができることを嬉しく思います。
CAINZからのメッセージ
私たち１社でできることは限られていますが様々な共感企業さまと「くむ」＝「共創」することによって今後地域で生まれる様々な課題に対して共に解決することを「くみまち構想」として取り組みを開始いたしました。今回は「健康」という分野で大塚製薬さま、キリンビバレッジさまと未来のまちに生きる子供たちに向けた講座を開講できることとなり大変嬉しく思っております。